以前のコラムで学生時代にバスケットボールをしていたという内容の文章を書きました。
最初、体力がなくて練習についていけず、毎朝、ランニングをするようになったという内容の物です。
バスケットだけに限らず、体力をつけるために始めたランニングも自分が長距離向きの体質という事がわかり陸上競技にも関心を持つようになりました。
関西在住という事から大阪、兵庫がホームのプロ野球チームのファンになり、甲子園や他の球場へ友人達と観戦に行ってた時期もありました。
バスケット、野球だけでなく、自分が出来る出来ないに関係なくスポーツは大好きです。

世界スポーツの祭典と言えばオリンピックがありますが、各種目に置いても勿論、世界大会はあります。
テニス、ゴルフ、水泳、野球、氷上競技、それ以外にも多くの種目に置いて日本人が活躍するニュースを聞く事があります。
そして2022年、カタールにてサッカーのワールドカップが行われました。
青いユニフォームを纏ったサムライブルーの戦士達は今では世界の強豪国にも引けを取らない実力を持っています。
世界各地のクラブチームで活躍する日本人も今では決して珍しくはありません。
そんなアスリート達が全日本メンバーとして集結しワールドカップの場で共に戦いました。
体格や身体能力で劣るかに見えた日本人です。ですが今では日本も世界に肩を並べるとまでは言いませんが、ですが決して負けてもいません。
格上のチームが格下のチームに絶対に勝てるとは必ずしも言えません。タイムアップまで試合の行方は誰にも分からない物だと思います。
奇しくもあの『ドーハーの悲劇』と呼ばれたかの地で、今度はドーハーの奇跡と呼ばれる活躍を今回の大会では見せて頂きました。
日本チームは優勝経験のあるドイツ、スペインといった強豪国相手にチーム一丸で勝つ事を成し遂げました。それをテレビで見ていて私は胸が躍る思いでした。
これまで成し得なかったベスト8の壁は惜しくも達する事は叶いませんでしたが、日本の多くのサポーターが日本の活躍を見て勇気と元気を貰ったのではないかと思います。

ゲームは持ちうる実力、そして運によっても左右されます。それがスポーツだと思います。
また体躯に劣っている日本人でも競技によっては世界レベルの大器がいます。
NBAで活躍する日本人も今ではいます。あのマイケルジョーダンが活躍したNBAに日本人が参戦する事など子供の頃は考えもしませんでした。
初めて日本人でNBAに行かれた方は身長が170センチ弱しかありませんでしたが、その小さな体で周囲の2メートルはあるNBAの選手の中で持ちまえのスピードとゲームメイク感で活躍されました。

2023年3月には世界の野球界で競うWBCが行われます。その大会の第一回、二回大会は数多の強豪国を倒し日本が世界一になりました。
当時の監督は王貞治さんが指揮をとっておられました。そして2023年の大会では2022年に世界の頂点とされるアメリカ、メジャーリーグにて投手、そして野手として
『二刀流』の異名で前人未踏の活躍をされた大谷翔平さんが活躍され、野球のみならずスポーツ界に大きな記録と多くの人に記憶に残る活躍をされ日本人だけではなく、
世界レベルで沢山の野球ファンに勇気と元気、スポーツの面白さと可能性を見せてくれました。
その大谷選手がWBCに日本代表選手として参加するというニュースを聞いた時には心、踊ったのを覚えています。
他にも日本人では、年間、ホームラン数を何十年かぶりに先の王貞治さんの記録を上回った選手や、若干、二十代前半で完全試合の記録を成した投手が参戦するようです。

世界が混沌としている昨今、それでもスポーツの世界に置いて、人に笑顔を齎すアスリートの方々の活躍に感謝する気持ちがあります。
政治的配慮とは関係なく、純粋に世界の中で日本人の躍進を見れる事にやはり心が躍ります。
一人ではチームは成り立ちません。数多の才能の集まりからチームが生まれ、世界大会が行われる事に純粋にその事が楽しみです。
サッカー、テニス、バスケ、卓球、そして野球。それ以外の数多のスポーツもです。
勝つという一つの文言以外なんの打算も計算もないアスリートの方々、全てに対しスポーツファンの一人として精一杯のエールを送りたい思いが今、自分の中にあります。